今日は11月の11日、今年は阪神タイガースが38年ぶりに日本一になった、酔っ払い錦織とってたいへんめでたい年になったのだが、世の中はそれどころではない。酔いを冷まされてしまうことが岸田内閣と自民党と公明党と統一教会と日本会議と経団連の連合軍によって「これでもか」という規模で引き起こされている。まず、今年前半の通常国会では、防衛費を今後5年間でなんと43兆円も増やすことが決まった。その43兆円で、アメリカからトマホークという核弾頭を積むことが可能な長距離誘導ミサイルなど、北京まで届く長距離ミサイルを沖縄の島々に配備するそうだ。そんなことをしたら、沖縄が中国の標的になってしまうではないか。また、通常国会では来年秋にむりやり健康保険証を廃止することや、原発を60年を超えても運転することができるように現行の法律を変えることが強行された。難民の関係では、日本に流れてきた難民のみなさんを、難民申請中でも追い返せるように法律が改正された。強いものには優しく、弱いものには厳しい権力の矛先はいずれ今は他人事と見ている多くの国民に向かうのは明らかで、本当に酔っ払っている場合ではなくなってきた。
通常国会が終わってからも酔っ払わせてはもらえない、福島第一原発の汚染水を処理水という名前で地元漁業者の合意をえず、反対を無視して強引に海洋放出を強行した。そして極め付けは沖縄辺野古米軍新基地の設計変更に対して、国と最高裁判所が結託して沖縄県に対して設計変更を認めさせる判断をして、設計変更を認めない沖縄県から国が沖縄県の権限を取り上げて代執行による設計変更を認めようとしていることだ。ふくしまけん、沖縄県のできごとは、先の連合軍が素直に国の指示に従わない者はたとえ県であろうと県民であろうと国民であろうと有無を言わさないという姿勢を明らかにしているのだから酔っ払えるはずがない。
先月、酔っ払いはサイクリング仲間とビワイチに挑戦し、北湖一周ではあるが150キロを走破することができた。タイガースの優勝の次に大きな記念になった。のこり2ヶ月足らず、これ以上酔いを冷まされることがないことを願って酔っ払うことにする。