2014年 06月 30日
集団的自衛権 |
世論
いま、テレビで報道ステーション見ていると、今日の夕方、首相官邸前で、閣議決定での集団的自衛権の行使容認についての抗議行動の様子が報道されている。民主党野田内閣時代に始まった、毎週金曜日の原発再稼動反対講義行動以来、この首相官邸前での抗議行動がどれほど増えたのだろうか。聞くところによると安部内閣になって以降、原発だけでなく、消費税増税反対の抗議行動、生活保護など、社会保障切捨て反対の抗議行動、秘密保護法反対の抗議行動、TPP参加反対の抗議行動など、大きな社会問題で必ず抗議行動がこの官邸前でおこなわれてきたという。報道ステーションによると、午後8時を過ぎているにもかかわらず、3万5千人もの人が、「集団的自衛権行使容認反対」の一点で官邸前に集まっているそうだ。そして報道ステーションでは、最近の世論調査でこの集団的自衛権の閣議決定による行使容認について、過半数が反対で、「審議が足りない」という意見が75%にも達しているそうだ。思えば、消費税増税をはじめ、どの問題でも反対が過半数に達するなか、安部首相は強引に議席数にものを言わせて、すべての法律を成功させてきた。方法では明日の7月1日に本当に閣議決定をするらしい。一昨年の総選挙や昨年の参議院選挙で、自民党も安部さんも、集団的自衛権の「しゅ」の字も言っていなかった。議席を取るまで隠しに隠しまくったのだ。そして、なにやらわけのわからない「アベノミクス」という造語に踊らされて自民党に投票してしまった人が多かったのではないか。明日は、日本中が後悔する日になりそうだ。
公明党
この集団的自衛権問題で見逃すことができないのは公明党の態度だ。ないやら「平和の党」とか、「福祉の党」とかいっていたのは他ならぬ公明党ではなかったか。無論、「平和の党」や「福祉の党」が自民党と一緒に内閣を組むためには、「平和」も「福祉」もかなぐりすてなければならないことぐらいは誰でもわかることなので、酔っ払いを含め多くの人たちは公明党があてにならないことくらいは見抜いていたのだが・・・。しかし、今回の公明党の態度は目に余る。結局、与党にすがりつきたい、大臣のいすが欲しいに負けて、自民党の言うことを聞かされてしまったのだから。公明党があてにならないことはわかっていても、それでも首を立てに振らない公明党を信じた人も多かったのではないか。酔っ払いはあまり好きではないが、かつて民主党政権下で連立を組んでいた社民党が、沖縄普天間基地問題で「普天間基地は国外移転、最低でも県外へ」の公約を翻した民主党政権を許さず、自ら連立を離脱した姿と重ねると、今回の公明党の態度がいかに国民の期待を裏切るものか弁解の余地はない。それにしても、本当に明日、集団的自衛権の行使容認を閣議決定してしまったら、これまでどの内閣もできなかった、自衛隊を海外に出すための自衛隊法の改正法案やその他の、とにかく戦争をするための法案を国会に提出することができてしまう。そして、安部内閣はもうすでにその法案を準備していて、次の国会から矢継ぎ早に提案し、議席数の力で、首相官邸前の抗議の声も無視して強引に成立させてしまうのだろう。そんなことを考えていたら酔っ払うのを忘れてしまった。
自転車で鉄
この土・日もあいかわらず自転車に乗る時間をつくることができなかった。しかし、やっと日曜日の夕方に1時間程度時間ができたので、あわてて台湾号にまたがり、芦原温泉駅近くの鉄橋で、最近ご無沙汰している鉄で酔っ払った。こんなとき、小型のD40xが使いやすい。
by nskr32000
| 2014-06-30 22:51
| ぼやき